プラタナスの広場 編集部
富士フイルムCALNEO X airに期待する、在宅医療の新たなプロセス 【携帯型X線撮影機カルネオ エックスエアー実機使用インタビュー】
在宅医療に携わる医療者ならば、誤えん性肺炎や転倒による骨折が疑われる患者さんに「ここでX線検査ができれば」という思いを、いだいたことがあるのではないでしょうか。
2018年10月に富士フイルムメディカル株式会社より発売された、携帯型X線撮影装置「CALNEO X air(カルネオ エックスエアー)」。そのパイロット機を活用しているのが、世田谷区の在宅医療に携わる桜新町アーバンクリニック在宅医療部です。都内でも在宅医療に力を入れている診療所の一つとして、メーカーよりトライアルの協力依頼を受け、日々の診療に役立てています。
院長の遠矢純一郎先生は、在宅でX線検査ができる最大のメリットを【即時...
プラタナスの広場 編集部
2019年研修参加者募集中『千葉県 在宅医療スタートアップ支援事業』のお知らせ
平成29年度より千葉県が主催する『千葉県在宅医療スタートアップ支援事業』にて、「在宅医養成研修」の参加者を募集中です。9月より11月にかけて開催される5日間の研修では、平成30年度の診療報酬改定も反映したテキストを使用。カリキュラムは、後述のとおりです。
「千葉県在宅医療スタートアップ支援事業」について
高齢化の進展に伴い、地域では外来に通院できなくなる方が増えていくことが見込まれます。また、その中には、医療が必要になった時にも住み慣れた自宅等での療養を希望される方が、多くいらっしゃいます。
このような声にこたえるべく千葉県は、在宅医療を開始・拡充を考える医療機関や、医療機関と連携し在宅...
プラタナスの広場 編集部
患者視点は、病院経営のスタートライン 医療機関の経営をコンサルティングする立場から
コンサルタント小松大介さんに聞いた、医療と経営
1994年、日本は世界に先駆けて、高齢社会に突入しました。2025年には、人口の5人に1人が75歳以上、3人に1人が65歳以上という超高齢社会となります。この人口構造の変化に対応すべく、現在、医療や介護の在り方にも変化が求められています。
「2025年が高齢化問題の山場だとすれば、2040年はおそらく看取り問題の山場。環境も制度も変化していきます。そうした変化を追いかけ適応することは、医療機関にとっての必須事項。でも大事なのは、患者視点をもった医療経営を続けていくことです」
そう語るのは『診療所経営の教科書』シリーズ(日本医事新報社)や『医...
プラタナスの広場 編集部
ICTが根づく在宅医療のヒューマンネットワークvol.1 遠矢純一郎医師インタビュー
2009年6月、東京都世田谷区に桜新町アーバンクリニック在宅医療部を立ち上げ、同時に在宅医療の現場にスマートフォンの活用を導入した遠矢純一郎医師。iPhoneを活用した患者情報の共有や、ディクテーションによるカルテ記述が話題となり、翌年の孫正義氏との対談や2013年MCPC Award(モバイルコンピューティングコンソーシアム)特別賞受賞をきっかけに、今なお在宅医療業界において注目を浴びる存在です。
ICT活用のパイオニアであると同時に、地域の在宅医療を支えるチームにおけるひとりの医師として、遠矢医師は今なお現場の患者さんと向き合い続けています。ICT活用の経緯を伺う中で、同院がICT活...
プラタナスの広場 編集部
「アクセスは改善できる」という考え方(後編) ー年間2万人の女性が訪れる医療機関の取り組み-
インタビューの前編では、女性専用クリニック[イーク丸の内・表参道]のゼネラルマネジャー 白根真さんに、同院の強みが「医療の質」と「アクセス」であるとのお話を伺いました。後編のキーワードは「アクセス改善」です。アクセス?何の?改善できる?と、思われる方もおられるかもしれませんが、この言葉の裏には、白根さんの予防医療への思いと、スタッフへの信頼が込められていました。
白根真|Makoto SHIRANE
女性のための統合ヘルスクリニック[イーク丸の内・表参道] ゼネラルマネージャー。 株式会社メディヴァ 取締役。明治大学商学部卒業後、(株)ミスミにて徹底した顧客視点のビジネスモデル「マーケッ...
プラタナスの広場 編集部
鎌倉アーバンクリニック 高橋究は 鎌倉で未来を見つめる“昭和”の小児科医
鎌倉駅西口から徒歩4分の「鎌倉アーバンクリニック」は、2006年に10年開業した小児科と内科の診療所です。白壁の外観や吹き抜けの天井、アロハシャツのスタッフは、海辺のプチホテルを思わせます。院長の高橋究医師は、物腰柔らかに自らを「昭和の医者」と語りますが、実は医療界において時代の最先端といえる経歴をもっています。
鎌倉駅西口から4分の小児科・内科クリニック
―この地に開業された経緯は?
学生時代のヨット部の縁もあり、鎌倉で医療に携わることになりました。もともとはここからすぐ近くの別の病院に、副院長として勤務していたんです。担当は小児科・人工腎臓。それが1988年からで、ここ(鎌倉アーバン...