プラタナスの広場 編集部
女性医師と経営者に聞く、医療業界で働く女性の育児とキャリア【1】
近年「働き方」が話題に上がる機会が増えています。『プラタナスの広場』は医療業界で働く2人の女性に、妊娠・出産といった女性だからこそのライフイベント、そしてキャリアと自己実現についてお話を聞きました。
インタビューに答えてくれたのは、国内外でヘルスケア事業とコンサルティングを手がける株式会社メディヴァの代表取締役 大石佳能子(おおいし・かのこ)さんと、医師であり同社のコンサルタントでもある神野範子さん。2人とも医療業界でキャリアを積みながら、育児を経験しています。
第1回は、神野さんの出産、子育て、復職にまつわるお話です。
大石佳能子|Kanko OHISHI(写真左)
大阪府出身。株式会...
プラタナスの広場 編集部
悩みながら見つけた医療の意味【3】梅田医師が世田谷区松原で緩和医療に携わる理由
梅田耕明医師へのインタビュー、全3回の最終回です。梅田医師が院長を務める松原アーバンクリニックは、18床の入院施設を持つ、機能強化型在宅療養支援診療所です。ここまでのインタビューで、外科医としてキャリア重ねた梅田医師が、世田谷区松原のクリニックの院長になった経緯。そして自身の考えや価値観にそって、「やりたい、やるべき」と考える医療を作ってこられた経緯を伺いました。
第1回インタビュー『外科医として悩んだ日々』
第2回インタビュー『自分の目指す医療を追いかけて』
梅田耕明|Komei UMEDA
専門分野:内科全般、緩和ケア、在宅医療。日本大学医学部卒業後、日本大学医学部第一外科に入局。小...
プラタナスの広場 編集部
悩みながら見つけた医療の意味【2】梅田耕明医師インタビュー
小児外科医として医師の道を歩き始め、現在は18床の入院施設をもつ機能強化型在宅療養診療所「松原アーバンクリニック」で院長を務める梅田耕明医師。梅田医師は地域に根付いた患者目線の医療を目指し、世田谷区と杉並区(一部)で在宅医療や終末期のターミナルケアを提供しています。全3回にわたるインタビューの2回目も、梅田医師の歩んできた道に沿ってお話を伺います。
第1回のインタビュー記事は、こちらをクリック。
僕は自分でも想像しなかった人生を送っている。その時々にいろんなものに流されて、悩みながら進んできた。でも振りかえってみるとそれが自分らしい人生になっている。これからも、自分らしく、医療の新しい形...
プラタナスの広場 編集部
悩みながら見つけた医療の意味【1】外科医として悩んだ日々 梅田耕明医師インタビュー
第1回 外科医として悩んだ日々
松原アーバンクリニックの院長である梅田耕明先生へのインタビューを全3回にわたりお届けします。2005年に開設された松原アーバンクリニック(世田谷区松原。以下、松原UC)は、18床のバックベッドをもつ機能強化型在宅療養診療所です。在宅医療と有床診療所を連携させ、ご自宅での療養生活から終末期の緩和ケアまでをサポート、12年に渡り地域の医療に貢献してこられました。 医師としてのキャリアを外科医からスタートした梅田先生が、現在の医療にたどり着かれるまでの経緯を伺います。
僕は自分でも想像しなかった人生を送っている。その時々にいろんなものに流されて、悩みながら進んで...
プラタナスの広場 編集部
世田谷区初の看多機開設│ 多職種連携を支えるマインドと仕組みとは
世田谷区初、医療機関が手がける看多機
世田谷区で初となる、新しい地域密着型サービス「看護小規模多機能型居宅介護(通称:看多機。かんたき)」が、2017年5月1日にスタートします。同区内で在宅医療や訪問看護を担ってきた桜新町アーバンクリニックが手がける「かんたき」、『ナースケア・リビング世田谷中町』です。
「看多機」は、2012年に始まった新しい地域密着型サービスです。全国的な広がりをみせていますが、その多くは訪問看護介護分野の業者や企業による運営です。『ナースケア・リビング世田谷中町』のように、医療機関が運営を手がけるのはめずらしい例であり、これからのモデルケースとして注目を浴びています...
プラタナスの広場 編集部
キャリア|大切なのは「Continuity」。-家庭医の資質を考える-
今年で開院16年を迎える東京都世田谷区の用賀アーバンクリニック。脳外科医としてのキャリアから、家庭医の道を選択された野間口聡医師(医療法人社団プラタナス理事長)と、僻地の赤ひげ先生から、都市部ならではの家庭医療の道を歩まれる田中勝巳医師(用賀アーバンクリニック院長)。
おふたりが家庭医として『大切にしているもの』と『やりがい』とは?
広く浅く診れること、その先に深みがあることを知っていること
― 用賀アーバンクリニックが目指す家庭医療について教えてください。
田中勝巳医師(以下、田中):
定義的には、アメリカでいう家庭医と、日本の家庭医は違います。アメリカの家庭医は訓練されていて、お産か...
プラタナスの広場 編集部
キャリア|赤ひげ先生から都市型のファミリードクターを目指す
近年、家庭医療、プライマリ・ケアに注目が集まる中、都市部ならではの「家庭医療」に取組むクリニックがあります。2000年、世田谷区・用賀の地に開設された用賀アーバンクリニック。
「ぼくはホントは外来診療向きじゃない」と笑う野間口聡医師(現:医療法人社団プラタナス理事長)と、現在、同院の院長をつとめる田中勝巳医師に話を伺いました。
開院以来16年。
地域のファミリードクターとして患者様に寄り添い続ける確かな自信が、そこにはありました。
最適な医療をうけるためのゲートキーパーに
― なぜ家庭医の道へ?
野間口聡医師(以下、野間口):
僕は脳外科の病棟医からスタートして、縁あって用賀の地に開業し...
プラタナスの広場 編集部
鎌倉アーバンクリニック 高橋究は 鎌倉で未来を見つめる“昭和”の小児科医
鎌倉駅西口から徒歩4分の「鎌倉アーバンクリニック」は、2006年に10年開業した小児科と内科の診療所です。白壁の外観や吹き抜けの天井、アロハシャツのスタッフは、海辺のプチホテルを思わせます。院長の高橋究医師は、物腰柔らかに自らを「昭和の医者」と語りますが、実は医療界において時代の最先端といえる経歴をもっています。
鎌倉駅西口から4分の小児科・内科クリニック
―この地に開業された経緯は?
学生時代のヨット部の縁もあり、鎌倉で医療に携わることになりました。もともとはここからすぐ近くの別の病院に、副院長として勤務していたんです。担当は小児科・人工腎臓。それが1988年からで、ここ(鎌倉アーバン...