プラタナスの広場 編集部
富士フイルムCALNEO X airに期待する、在宅医療の新たなプロセス 【携帯型X線撮影機カルネオ エックスエアー実機使用インタビュー】
在宅医療に携わる医療者ならば、誤えん性肺炎や転倒による骨折が疑われる患者さんに「ここでX線検査ができれば」という思いを、いだいたことがあるのではないでしょうか。
2018年10月に富士フイルムメディカル株式会社より発売された、携帯型X線撮影装置「CALNEO X air(カルネオ エックスエアー)」。そのパイロット機を活用しているのが、世田谷区の在宅医療に携わる桜新町アーバンクリニック在宅医療部です。都内でも在宅医療に力を入れている診療所の一つとして、メーカーよりトライアルの協力依頼を受け、日々の診療に役立てています。
院長の遠矢純一郎先生は、在宅でX線検査ができる最大のメリットを【即時...
プラタナスの広場 編集部
【募集終了】研修参加者募集『千葉県 在宅医療スタートアップ支援事業』のお知らせ
平成29年度より千葉県が主催する『千葉県在宅医療スタートアップ支援事業』にて、「在宅医養成研修」の参加者を募集中です。9月より11月にかけて開催される5日間の研修では、平成30年度の診療報酬改定も反映したテキストを使用。カリキュラムは、後述のとおりです。
「千葉県在宅医療スタートアップ支援事業」について
高齢化の進展に伴い、地域では外来に通院できなくなる方が増えていくことが見込まれます。また、その中には、医療が必要になった時にも住み慣れた自宅等での療養を希望される方が、多くいらっしゃいます。
そこで千葉県は、在宅医療を開始・拡充しようとする医療機関や、医療機関と連携し在宅医療を支える事業...
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ICTが根づく在宅医療のヒューマンネットワークVol.3 遠矢純一郎先生に聞く「情報提供というホスピタリティ」
最終回:「情報提供というホスピタリティ」から創造性まで
全3回にわたる遠矢純一郎医師へのインタビューの最終回です。インタビューの冒頭(Vol.1)では、ICT(情報通信技術)を在宅医療の現場にどう浸透させてきたのかというの問いに対し「ICTネットワークの前にヒューマンネットワークが重要」という姿勢を明かしてくれました。Vol.2では、フラットな関係作りの具体的な取り組みから、その裏にある在宅医療だからこそのしんどさと、チーム力の大切さを伺いました。Vol.3となる今回は、地域医療介護連携への取り組みと、そこに力を入れる理由を伺ってまいります。
過去のインタビューはこちら
Vol.1 桜新...
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ICTが根づく在宅医療のヒューマンネットワーク Vol.2 遠矢純一郎医師が「フラットな組織作り」に取り組む理由
全3回にわたりお届けする、遠矢純一郎医師へのインタビューのVol.2です。遠矢医師は、在宅医療の現場におけるICT(情報通信技術)活用のパイオニアとして注目され、自身が院長を務める桜新町アーバンクリニックはICT活用の成功事例として数多くのメディアに取り上げられています。
しかし前回のインタビュー(Vol.1はこちら)で見えてきたのは、遠矢先生の「ICTの前にヒューマンネットワークありき」という姿勢でした。Vol.2となる今回は、同院の医師、職員の方々が、いかにしてフラットな関係を築き、在宅医療に有用なヒューマンネットワークを構築しているのか、実際の取り組みを伺います。
遠矢純一郎|Ju...
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在宅患者様のQOLを守る│大野木宏彰氏の<在宅でもできる頸部聴診法>セミナーレポート
美味しく安全に自分の口から好きなものを食べる。
そんなごく当たり前に思えることが、嚥下機能が低下し始めた高齢者には難しい。
患者さんのQOLに大きく関わるポイントだからこそ、医療者にとって、嚥下評価は悩みどころの
一つではないでしょうか。
約400名の在宅患者さんを抱え、年間約100名のご自宅での看取りを支える【桜新町アーバンクリニック在宅医療部】。
在宅患者様のQOLを維持したいー。
そんな思いから、遠矢純一郎院長を座長に≪言語聴覚士 大野木宏彰先生≫を講師に迎え、地域の医療者を対象とした「在宅でもできる嚥下評価セミナー」が開催されました。
講師紹介
大野木 宏彰 │Hiroaki O...
プラタナスの広場 編集部
ICTが根づく在宅医療のヒューマンネットワークvol.1 遠矢純一郎医師インタビュー
2009年6月、東京都世田谷区に桜新町アーバンクリニック在宅医療部を立ち上げ、同時に在宅医療の現場にスマートフォンの活用を導入した遠矢純一郎医師。iPhoneを活用した患者情報の共有や、ディクテーションによるカルテ記述が話題となり、翌年の孫正義氏との対談や2013年MCPC Award(モバイルコンピューティングコンソーシアム)特別賞受賞をきっかけに、今なお在宅医療業界において注目を浴びる存在です。
ICT活用のパイオニアであると同時に、地域の在宅医療を支えるチームにおけるひとりの医師として、遠矢医師は今なお現場の患者さんと向き合い続けています。ICT活用の経緯を伺う中で、同院がICT活...